部活動の活躍

和菓子の新しい世界をひらく老舗を取材

和菓子の新しい世界をひらく老舗を取材

――放送部×コンピュータ部×マーケティング部 共同企画――

 

  

 

 

 

高崎から全国、世界を魅了する老舗和菓子屋さん「鉢の木七冨久」様を、7月24日(月)に取材させて頂きました!

和菓子業界をリードする全国レベルの名匠と呼ばれる、三代目店主の石川久行様や職人の方々に、社会に幸せを届ける商品を作る上で大切なことや、良い仕事をするための人の輪の広げ方、高校時代に学んでおくとよいこと等、様々なお話を聞かせて頂きました。

生徒たちは、「食べる宝石」と呼ばれる有平糖の飴細工を千代結びの形に仕上げる体験や、目に華やかに映える生菓子のホオズキを作る体験をさせて頂きました。

 

店内は、季節の細やかな彩りを大切にし、親しみやすく和菓子の魅力を伝える様々な商品が並んでおり、商品を見ていると、最初に見た商品が何であったか忘れてしまうほどの宝箱のような空間に圧倒されてしまいました。販売する商品は季節の移り変わりとともに、2週間ほどで入れ替えがあり、また訪れたいと思うような素敵なお店でした。

 

 

今回取材に伺ったお店

「鉢の木 七冨久」様

 

高崎の歴史ある市街地赤坂町に位置し、高崎神社の隣にあるお店です。

大正5年創業の約100年続くお店で、伝統のお菓子「鉢の木――いざ鎌倉――」は、昭和天皇皇后陛下献上品になった銘菓です。

現在の三代目店主、石川久行さんは、和菓子の魅力を多くの人に知ってもらおうと、「誰でも1個から気軽に和菓子を購入できるお店」を目指し、伝承者が少なくなった「食べる宝石」と呼ばれる有平糖の飴細工や生菓子等を、季節の細やかな彩りや、人気のキャラクターをモチーフとして沢山の種類を生み出してきました。久行さんは、商業の街高崎の街づくりにも尽力され、高崎の中心広場で賑やかに開催される朝市人情市の設立や、地域の老若男女が気軽に参加できるイベントの振興、子ども食堂やデイサービス、公民館などでボランティアとしてお菓子づくりの教室の開催を行ってきた方です。また、全国の和菓子の大博覧会で審査を行ったり、全国から多数の職人が集う講習会の講師を務めたりするなど、和菓子業界の発展を真心込めてリードして来ました。

「鉢の木七冨久」様のお店は、職人の方々の懐の深い人情が織りなす、彩り豊かな和菓子が訪れた人を優しく包みます。

 

今回は取材させていただき、誠にありがとうございました!

 

高崎商業高校 放送部・コンピュータ部・マーケティング部