<高商の勉強について>


商業ってどんな分野?

 世の中には、農業、工業などいろいろな分野(勉強)があります。

 その中で商業とは、商品の流れ(流通)、企業の活動(商取引)、お金の流れ(金融)、
人と人のつながり(サービス)
など、世の中の経済を支える分野です。

 商業高校では、そういった商業に関する専門的な知識を学び、
社会で通用する人間を育てることを目標としています。

 


どんな勉強をするの?

 商業高校の勉強内容は、普通教科に加え、専門科目(商業)を約3分の1勉強します。
 商業科目を大きく分けると次のとおりです

ビジネスに必要な広い知識
 商品開発、マーケティング、経済活動と法など

企業活動で必要な会計や帳簿などの扱い方
 簿記、財務会計、原価計算など

コンピュータの専門科目
 情報処理、ビジネス情報、プログラミングなど

その他
 ビジネス基礎、課題研究など

 があります。社会に出て強い武器となる知識・技術を早くから学べるのが商業高校です。

 


商業の勉強についていけるか心配

 心配いりません。どの教科も高校へ入ってからはじめて学ぶ教科です。
つまり、入学時のスタートは一緒。どれだけ頑張ったかで結果が残せます。

英語や数学が苦手だった人も、商業教科目の頑張りで成績がアップし、
希望の進路をかなえ、社会で活躍している人も多くいます。

 


どんな資格があるの?

全商の商業系の資格
 広く商業高校生が受ける資格です。簿記会計・ビジネス系・コンピュータ系など9種目あります。

国家資格・公的資格
 広く一般の人まで受ける公的資格は数多くありますが、商業高校で取れる資格としては、

  ・日商簿記2級、日商販売士(商業系)
  ・経産省 情報処理技術者試験(コンピュータ系)
  ・その他 実用英語検定、漢字検定、数学検定など

 があります。

 上記の資格取得では高商は全国トップクラスの取得数を誇っています。

 特に、全商1級・日商簿記2級・情報処理技術者試験などを持っていると、大学の特別推薦枠にも応募でき、進路に強い武器となります。

 


どうやって科を選択するの?

 1年生は、全員共通の学校生活を送ります。勉強もクラス編成も共通です。

そして2年生になる時に希望調査を行い、グローバルビジネス・会計ビジネス・情報ビジネス・総合ビジネス科のどれかに進みます。

 科を選択するときは、生徒個人の希望や進路・適性に合わせて選択してもらうので、
どの科を選んでも 進路に影響することはありません。

 


勉強と部活の両立はできる?

 高商生のほとんどの生徒が部活動に所属しています。
と言っても、皆バリバリに活動している運動部だけではありません。
比較的緩やかな運動部や文化部も多くあり、 ほとんどの生徒は部活をしながら
勉強も両立させて頑張っています。


 勉強だけの3年間よりむしろ、部活動で人間関係を広げ、目標に向かって
いろいろと経験をしていく高校生活
の方が充実しています。